不動産登記法概論 -- 登記先例のプロムナード

山野目 章夫 (早稲田大学教授)/著

2013年5月発行
A5判 , 354ページ
定価 2,835円(本体 2,700円)
ISBN 978-4-641-13641-0

http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641136410

不動産登記法概論

「はしがき」にあるとおりだと感じたのでアップします。

=引用はじめ=
不動産登記のことを学ぶと,民法がおもしろくなってくる。すくなくとも,民法が,よくわかるようになる。また,不動産登記法を学ぶうえでは,民法をよく知っていることが求められる。あるいは,よく民法を知っているならば,不動産登記は,無味乾燥でなくなる。
これらのことを読者に知っていただきたくて,筆を走らせたのが,この本である。

たとえば,相続人のあることが明らかでないときは,相続財産は,法人とする,と民法は定める(951条)。しかし,法人とする, とは, どういうことであろうか。被相続人に属していた財産が法人に移転するのであるから,財産が不動産であるならば,所有権の移転の登記をすることになるのか。しかし,そもそもその法人は,法人登記簿に登記されるようなものか。そのような法人の設立登記など聞いたことがないが, どうか。

これらのことを考え始めると,よくわからないことばかりである。

が,不動産登記の上で,どのように扱われてきたか,ということを知るならば,すくなくとも実務上,どのように相続財産法人なるものが理解されてきたか,がわかる。
=引用おしまい=

■まだはしがきしか読んでいないのですが…(^^;)

■追記2013.06.26
「またしても、やられた・・山野目章夫『不動産登記法概論―登記先例のプロムナード―』:蛭町浩先生
http://next-stage.at.webry.info/201305/article_22.html