2009年3月14日

最高裁判決2件

□最高裁第三小法廷(堀籠幸男裁判長)
株主代表訴訟の対象となる商法(平成17年法律第87号による改正前のもの)267条1項にいう「取締役ノ責任」には、同法が取締役の地位に基づいて取締役に負わせている厳格な責任のほか、取締役が会社との取引により負担した債務についての責任も含まれるとの判決(10日)
 http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=02&hanreiNo=37404&hanreiKbn=01

■最高裁第三小法廷(近藤崇晴裁判長)
動産購入代金の立替金債務の担保として動産の所有権を留保した者は、第三者所有の土地上に存在する当該動産について、弁済期到来前は,特段の事情がない限り、撤去義務や不法行為責任を負わないが、弁済期経過後はその所有権が担保権の性質を有するからといって上記義務等を免れないとの判決(10日)
 http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=02&hanreiNo=37405&hanreiKbn=01