社団法人成年後見センター・リーガルサポート会員の不祥事について(お知らせ)

理事長芳賀裕より次のとおり会員にお知らせがされました。
小職も会員として厳しく受け止めております。

会員の不祥事について(お知らせ)

社団法人成年後見センター・リーガルサポート
理 事 長  芳  賀   裕

 今般、当法人の会員(東京支部)が成年被後見人の財産より金員を流用したとの遺書らしきメモを残し、平成21年12月4日午後3時頃、自宅にて自死し、同月9日に、当法人が当該会員の後任として成年後見人に選任されました。財産流用の有無等を確認すべく調査を開始いたしました。

 今後、さらに慎重に詳細な調査を続けてまいりますが、当該会員の行為は、成年後見人に対するご本人・ご親族の信頼を大きく裏切る行為であり、かつ成年後見制度に対する国民の安心と信頼を揺るがす許し難い行為であります。ご本人を始めとする関係者の皆様、さらに成年後見制度に関わる皆様に多大のご迷惑をおかけいたしましたことに心よりお詫び申し上げます。当法人といたしましては、現在、被害の把握とその回復に全力を傾注してまいります。

 なお本件に関して、12月15日(火)午後6時より東京司法書士会と共同で記者会見を行なうことになりました。

 今回の事件は、当該支部より再三に及ぶ事件報告書の提出要請をしたものの長期間それに応じず、専門家後見人としての倫理が未だ徹底されていなかったと深く反省をいたしております。現在当法人では、他の不祥事の反省から皆様と再発防止に必死に取り組んでおります。

 これらを踏まえ、会員各位におかれましては、これまで以上に身を引き締め適正な後見業務を遂行していただくことと、定期的な業務報告書の提出を厳守していただくことを通知する次第です。