太陽光発電 効果偽り装置販売 道、2社に業務停止命令 (11/28 08:21)

 道は27日、うそを言って太陽光発電装置やオール電化設備の販売契約を結ばせたとして、訪問販売業の「ワールドエナジー」(札幌市中央区、荻野正義社長)と「サン・ビックプライス」(東京都、同)の2社に対し、特定商取引法に基づき28日から1年間の業務停止命令を出したと発表した。

 道によると、太陽光発電装置とオール電化設備を扱う訪問販売業者の処分は全国で初めて。

 発表によると、両社は系列会社で、2007年10月から今年8月にかけ、札幌や旭川などの一戸建て住宅を訪れ「施設を設置するモデル住宅を探している」と勧誘し、「光熱費は今後一切かからない」などとうその説明をして、15年のローン契約を結ばせていた。両社の契約は道内で計311件、総額約16億8千万円で、最高額は899万円だった。

 道内各地の消費者センターには、両社が販売活動を始めた07年10月以降、「光熱費が高くなった」「言ったとおりの発電量が得られない」など87件の苦情が寄せられていた。道は08年8月に両社を行政指導したが、改善がみられないため、今年8月に立ち入り検査し処分に踏み切った。

どうしんウェブ
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/202428_all.html