新たな手口により変造した印鑑登録証明書を添付した登記申請事件の発生について

上記標題で、平成21年11月16日、東京法務局民事行政部不動産登記部首席登記から東京司法書士会会長宛てに事務連絡文書が送付されています。

内容は、偽造した登記済証及び変造した印鑑登録証明書を添付した所有権移転の登記の申請がされるという極めて悪質な事案が発生しました、というもの。

印鑑証明書は、本物の地紋紙を使用し、発行日付や証明文、公印には何ら手を加えていないないため、一見本物そっくりに見えるそうです。
何らかの方法で「印影・氏名・生年月日・住所」を消去して、別人を上書き(?)しているようですね。

登記済証については、カラーコピーを使用した方法によるものらしいです。

本人確認のための運転免許証等の提示を受けて確認したらしいのですが、これも偽造(変造)だったらしいです。

既に登記が完了してしまった案件もあるとか…(?)。